遺品整理士が教える遺品整理業者の選び方と業界の裏側とは?

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離れて暮らす親族がなくなった場合、葬儀なども大変ですが実はそれ以上に大変なのが住居の片づけです。
六畳一間ならまだ荷物も少ないでしょうが、これが実家の片づけ、荷物を貯めるタイプの方だとかなりの重労働です。
しかし仕事柄、もしくは遠方で片付けに行けないなどの都合でやむを得ない理由で第3者に任せる方が近年とても多かったです。
今回はそんな遺品整理業者の選び方・遺品整理の前に気を付けないといけない事。
これは本当に業界の裏話です。見積もりに来た人間、どこの業者もここまで教えてはくれません。

【遺品整理をしてきた遺品整理士が本当に遺族の事を思ったからこそ書ける、金儲けは一切考えない情報です】

日本全国どこでも通用することしか書いていませんので日本中の悩める方の力になれたらと思っています。ぜひ熟読しマスターしていってください。


1. 遺品整理を始める前に・・・片付けようとしている居住のタイプは?契約業者に確認をしましょう。

まず、遺品整理を始める前に覚えておかないといけない事があります。それは住居の契約状態です。
一軒家、アパート、マンション、UR公団、貸家などいくつもにわかれています。契約している不動産会社とまずは今後どのようにしていくのか?まずはそれを決めないといけません。
一軒家、分譲マンションの場合は取り壊すのか、売るのか、貸すのかにより作業内容は変わります。
他の賃貸の場合基本原状回復が義務ですが、部屋自体を大きくリフォームする場合もあります。
私のいる埼玉県はUR公団の団地が多くよく依頼、問い合わせが来ますが
『20年以上前から住んでいるのなら室内全部リフォームされる!』
これが鉄則です。時代と共にインテリアは変わっていきます。畳が主流だったのが今はフローリングになっていたりと団地の中も今ではとてもきれいになります。
全てリフォームできれいにされるのに【畳の消臭作業・風呂、トイレ周りの除菌作業・台所、換気扇周りのクリーニング】などは正直不要です。必要ない作業である可能性が高いので契約不動産事業者に確認しましょう。

  • どこまで片付ける必要があるのか?
  • 住居の契約先に片づけ内容を確認する
  • いつまでに片付けるのかを明確にしておく

事前に確認が終わったらこの後はいよいよ遺品整理についてを教えます。

2. 遺品整理を依頼する前におさえてきたいポイントとは?

この章では遺品整理を依頼する前に筆者が独断と偏見を交えたポイントをお知らせします。遺品整理をしたことがない、遺品整理について知識が筆者
よりもない、筆者の事を信じてくれる方は参考にしてください。

・遺品整理とはなにか?

極端に言えば遺品整理とは故人の荷物を片付けながら大切なものがないか遺族で探していく作業です。ただ遺品として残された家の中の残留物を処分したいのであればそれは遺品整理ではなく【遺品廃棄・遺品処理】もしくは【ゴミ片付け】と変わらない事です。故人との最後の想い出作りなのでめんどくさがらないで最後までキチンと遺族で向き合ってください。一通りいz区の片づけが終わって残された日用雑貨、ゴミを処分したいときに遺品整理業者を探すと良いでしょう。

・遺品整理業者とは?

遺品整理業者はそのほぼすべてが【民間のゴミ回収業】です。【民間】とはなにか?わかりやすく言えば軽トラックで『無料で冷蔵庫回収します』といっているの【民間のゴミ回収業者】です。
毎週月曜日に燃えるゴミをゴミ置き場に取りに来てくれるのは【市から税金をもらった契約業者】です。民間だとなんの助成金も受けられない為高額になります。
不用品回収業者でタンスの処分料金が3000円と言われるが、粗大ゴミは500円(目安)で捨てられることは知っていますか?これも市から助成金があるかどうか?民間なのかどうなのかで料金が分かれてきます。

・遺品整理業者はすべて民間なのか?

筆者が把握している限り、すべて民間です。料金、サービスも事業者が自由に決められるので【ぼったくり事業】が増えています。

・遺品整理業者とゴミ回収業者の違いは?

おそらくないでしょう。不用品回収、遺品整理、便利行、リサイクルショップなどいろいろな名目で存在していますが【日本が遺品整理業者をまとめるルールを作らない限りこのまま混沌としています】。それでも今これを書いているのは【あなたが全体の2割程度しかいないであろう優良事業のもとへ行けるように思ってです】
・老人ホーム、相続でお世話になった弁護士などに頼めば大丈夫!?
今は死んだ後も金になると老人ホーム、不動産屋の他に弁護士、司法書士にまで遺品整理業者の手が伸びてきています。
筆者はこのような【癒着】を行いませんし、断固拒否してきたので皆様に教えても全然なんともないです。後ろめたい気持ちがないから今これを読むあなたに知識を与えています。

・筆者がであった老人ホーム、司法書士の裏の顔

ずいぶん前に連絡が途絶えた老人ホームは、片付け料金1ルーム2万円を筆者に払い、入居者の家族からは4万円~5万円の請求を行っていました。
1度依頼があった司法書士は3社見積もりをとり筆者がダントツ15万円以上安かったと言っていましたが、実際に遺族の方からは作業終了報告書を書き換えて処分・片付け料金に仲介手数料を加えて請求をしています。
このように社会的に信用できると言われている人間にも騙される可能性はあります。

3. 遺品整理士と遺品整理優良事業とは?

筆者も遺品整理士です。まず、失礼ながら遺品整理、遺品整理士などについて無知なあなたへ
『遺品整理士はDVDをみてテキストを送るだけで簡単になれます』
知っていますか?ユーキャンみたいなもんです。しかも、2014年11月現在【遺品整理士は国家資格ではありません】
優良事業の認定基準はわかりませんが、遺品整理士ってそんなに立派に見えますか?
もし仮に、優良事業の認定がお客様から遺品整理協会にお褒めの言葉を言う事だとして、
『今回3万円値引くから電話して欲しい』と業者から頼まれてたら?
遺品整理協会が抜き打ち検査をするなら理解は出来ますが判断基準が不明な為筆者は信用できません。

・実際にいた遺品整理士、遺品整理業者

パターン1
40年住み続けた団地でなくなった親の片づけをしなければならない息子さん。早速見積もりを依頼しました。
A社、30万
B社、28万(A社の見積もりを教えて値下げした)
どちらの言い分か覚えていませんが、

  • 水回りをきれいにするのにお金がかかる
  • 消臭作業
  • 養生作業
  • 3階からの荷物を下ろす作業
  • 簡単なハウスクリーニング(ほうきで掃く程度)

などを説明受けました。
でも内装はボロボロ、台所もトイレもお風呂も全てリフォームされるとの事。最低限掃除する必要はありますが、クリーニングは必要ですか?素人でも答えはわかりそうですね。
業者は【意味のない片づけ・クリーニングでも作業して代金をもらうために勧めてくる場合がある】ことをしっかりと覚えていてください。

パターン2
兄が介護施設に入ることになり隣の件から妹さんが団地の片付けにきました。家族3人で来ていましたが荷物は多くとても困っていました。筆者はエアコン、テレビなどの買取に伺っていて話をしていました。URの事務所に聞いたら遺品整理業者さんを紹介してくれたから今日見積もりに午後来てくれる。と。
その業者は遺品整理士在籍のところでテレビにも出たことがあるようです。車も運転が出来ないので早く片付けたいとおっしゃっていましたが少し落ち着いて考えるように伝えました。

  • 公団とどこまで片付ければいいか話したのか?
  • ハウスクリーニングはした場合としない場合どれくらい金額に差が出るのか?
  • いつまでに片付ければいいのか?

まだ何も決まっていないとのことでした。焦って早く片付けないといけないと思い込んでいたらしいです。
1時間程度筆者とヒアリングを行い解決策を見つけ出せたらしく帰りがけに助手席いっぱいにお土産をもらい、ご家族3人にとても感謝されました。これが筆者の遺品整理士として預かった資格の利用方法です。もちろん筆者も遺品整理の仕事を受けていますが、依頼主の100%満足と信用があって成立する仕事です。

4. 最終章・優良な遺品整理業者の見分け方とは??

結論から言えば、ありません。
インターネット上で遺品整理、優良企業と検索してもそれが本当か調べるには実際に依頼してみないとわからないからです。
遺品整理業者を選ぶとき、あなたは何を重要視していますか?

  • なるべく安く済ませたい
  • 信用できるところに任せたい

きっとみんな同じはずです。それでもなぜ騙されたり、高額な請求を受けてしまうのか? 騙されないようにするにはどうしたらいいのか?
一番簡単なのは見積もりを増やす事です。見積もりが少ないと得られる情報が少ない為騙される可能性が高くなります。

  • どこまでキレイにしないといけないのか?
  • いつまでに片付けないといけないのか?
  • ハウスクリーニングは必要なのか?
  • 十分な説明があって作業に納得しているのか?
  • 費用は安くなっているのか?

遺品整理の本当の相場は4万円(1K)から25万円(一軒家)程度です。荷物の量が多いから高くなるといっても30万円を超えてくるのは【ボッタくり】を疑った方がいいでしょう。

最後に・・・

遺品整理は人生で何度も経験する作業ではありません。道に迷う事も多いでしょうが、騙されて欲しくないと思いこの記事を書いています。

  • 不動産、弁護士などの紹介は割高になっていることが多いです。ほぼ100%仲介料金をとられています。自分で探しましょう。
  • 見積もりは3社以上が理想です。金額が不透明な業者には依頼しないことをすすめます。
  • 原状回復は不動産会社と打ち合わせしてから行いましょう。

わからない事が多いとは思いますが、焦らないでいったん落ち着いてから行動する事をわすれないでくださいね。

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